あらゆるサウンドをボーダレス化する才気
ハイチ人の両親のもとN.Y.で生まれ、現在はニューオリンズを拠点に活動するチェロ〜マルチ奏者、SSWのレイラ・マッカラ4作目となる2022年のアルバム。カリブ圏サウンドを土壌にまるでライ・クーダーのようなミクスチャー感覚で、あらゆるサウンドをボーダレス化する驚異の才気。バンジョーで弾き語るカリプソ〜メントのようなフォークソング「Fort Dimanche」や「アメリカン・クラーヴェ」のような前衛性を感じる「Le Bal Est Fini」や「Ekzile」ほか、重厚なアンサンブルが生み出す引き摺り込んでいくようなグルーヴと艶やかかつ力強い彼女のヴォーカルが一体となった圧巻の傑作です。トム・ウェイツ、ビリー・ブラッグ、ジョー・ヘンリーなどもリリースする「エピタフ」参加の「アンタイ」からのリリースというのも実に納得!
LP/Anti/US盤
盤質/ジャケット NEW/NEW