魅惑の加藤流エキゾティシズム
安井かずみとのコンビによる「ヨーロッパ3部作」の3作目にあたる加藤和彦1981年のアルバム。フランスはパリにて録音。1920年代のパリを舞台に男女の情景を描いた魅惑の加藤流エキゾティシズム。「Bar Américain」はじめノスタルジーとニューウェイヴ的先鋭が同居するその佇まいはサヴァンナ・バンドが創り上げたあの桃源郷サウンドにもシンクロする傑作。坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏、矢野顕子のYMO組や大村憲司、清水信之なども参加。日本ポップス界において異色とも言えるこの欧州の叙情や耽美そして色気が美しく漂う感性。坂本龍一がピアノを弾くエリック・サティ「Je Te Veux」も素晴らしい!
LP/Warner Bros. Records/国内盤
盤質/ジャケット EX+/EX(帯・歌詞カードあり)
Scandale De Mme Rothchild
Bar Américain
Diaghilev, L'Homme-Orchestre
Je Connaissais Jean Cocteau
Je Te Veux