MARK-ALMOND
Other Peoples Rooms (LP)

醸し出される生々しい都会のリアリティ
ジョン・メイオール&ブルースブレイカーズにも在籍したジョン・マークとジョニー・アーモンドによる英国ユニット、マーク-アーモンド1978年のアルバム。トミー・リピューマ&アル・シュミットの鉄壁コンビに加えクラウス・オガーマンのアレンジ、そしてジョン・トロペイ、スティーヴ・ガットほかN.Yのジャズマンといったクレジットを見ればAOR好きなら間違いないと思うところですが、このアルバムの持つ密室的な感覚は同時期の作品群と比べてもかなり異様なもの。トレモロがかったようなジョン・マークの不思議なヴォーカル、そしてまるでそれに引きずられるかのように煙掛かった音処理をされたサウンド、ジャケットそのままの暗闇にひっそりと灯るネオンのような世界はアーバンやメロウといった洗練とは違ったもうひとつ都会を作り上げています。オープニングの「The City 」からエンディングの「Vivaldi's Song」までのブレることない一貫した美意識。他のAORが表現した都会がある種のイメージや理想郷だとするのなら、このアルバムが醸し出すのは都会のリアリティ?妙な生々しさが広がるトラウマのような名盤です。

LP/Horizon/US盤
盤質/ジャケット EX(スレ)/EX(角打ちあり)

The City

You Look Just Like A Girl Again

Other Peoples Rooms

Vivaldi's Song

型番 SP-730
販売価格 1,980円(税180円)
SOLD OUT

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