ヒカシュー
S・T (LP)

暗黒のトラウマテクノポップ!?
ヴォイスパフォーマーなど現在もマルチな活動を展開する巻上公一率いるヒカシュー1980年のファーストアルバム。プラスチックス、P-MODELと並び「テクノ御三家」などと括られたこともあるものの、グループのルーツを劇団に持つ彼らの作り上げる世界は、演劇をはじめとしたあらゆるアンダーグラウンドなカルチャーがうごめく異質なもの。クラブカルチャーへと繋がるファッション性を兼ね備えたプラスチックスなどとは明らかに方向性の違うものだ。そんな彼らを象徴するのが「20世紀の終わりに」フリージャズやアヴァンギャルドの要素をミニマルビートに乗せ、呪文のように巻上が歌い上げるという暗黒のトラウマテクノポップ。「プヨプヨ「ルージングマイフューチャー」「炎天下」「幼虫の危機」など救われなさを独自のユーモアで芸術作品へと高める一貫した視点はこの時点ですでに確立されています。1978年時点ですでに出来上がっていたオドロオドロしいこの音源に見事ポップさを付け加えたのは近田春夫。原曲のダウナーさを日本語にリサイクルしたクラフトワーク「モデル」のカヴァーなども収録。

LP/東芝EMI/日本盤
盤質/ジャケット EX+/EX (帯シミ小・ライナーあり)

20世紀の終わりに

プヨプヨ

モデル

炎天下




型番 EWS-81292
販売価格 1,650円(税150円)
SOLD OUT

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